マリーゴールド(千寿菊)

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マリーゴールド(千寿菊)

メキシコを故郷とする一年草の一種で、学名はTagetesです。
花びらがきゅっと寄り集まり大きな花を咲かせる品種から、華奢な八重咲きまで多様性に富んでいます。
花色は鮮やかな黄色、オレンジ、そして赤みを帯びたアンバーといった豊満なバリエーションがあり、色の組み合わせ次第で庭全体にドラマティックな雰囲気を演出できます。
特に、朝の露を浴びた花が輝く瞬間は必見で、まさに“太陽の花”と呼ぶに相応しい美しさです。

マリーゴールドは乾燥に対しても比較的強く、充分な日光が得られる限り手入れは殆ど必要ありません。
・土の準備: 水はけの良い土に赤玉土や腐葉土を少々加えます。
・日照管理: 毎日最低でも6時間以上の日光を浴びせます。
・水やり: 土の表面が乾いたら株元にじっくり水を与え、過湿を避けるようにします。
・肥料: 花が咲いている間は追肥の頻度を控え、花付きが悪くなった時に低濃度の液体肥料を月に1~2回与えます。

この花は害虫を寄せ付けない効果が高いので、トマトやナスの側に植えておけばアブラムシや線虫を防ぐ「コンパニオンプランツ」としても活躍します。
葉から発せられる特有の成分が、土や空気中の害虫をシャットアウトしてくれます。
さらにドライフラワーにしてリースやポプリにすれば、色あせることなく数ヶ月間楽しめます。

メキシコでは「死者の日(Día de los Muertos)」のおまつりの祭壇に飾られる伝統的な花として、オレンジのマリーゴールドが灯火の道しるべとして重宝されます。
日本でも中世のキリシタン文化を通して「万寿菊」として伝わり、寺院の庭や茶室に色合いを添えてきました。
聖母マリアの象徴として「聖母の黄金の花」と呼ぶ地域もあり、この花は人々の信仰や思い出と深く結びついています。

マリーゴールドは、育てやすさ、美しさ、そして実用性を兼ね備えたガーデニングのスーパースターです。
華やかに花壇を彩りながら、手間をかけずに香り高い庭を作ることができます。
虫除け効果や文化的背景も楽しむことで、ただの花以上の豊かな経験が得られるでしょう。
次のお休みには、ぜひ苗を選びに足を運んでみてください。
黄金に輝く小さな太陽が、あなたの庭を明るく照らしてくれるはずです。

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